先週土曜日、2020年2月22日に、みなとみらいのランドマークホールで、第22回目となる「横浜ビジネスグランプリ ファイナル」が開催されました。
昨年秋のビジネスプラン募集からファイナルイベントまでこまを進めた10組のプレゼンターが、ビジネスプランのプレゼンテーションを行いました。
私も、ミーコのために作ったオリジナルの抱っこひも、その名も「mico」をプレゼンし、女性起業家賞を受賞させていただきました。
私以外の9人の方のビジネスプランは技術的にも高度で専門性が高く、事業規模も大きく、すでに特許取得や法人化が済み事業化が進んでいる方々。すごかったです。
そんななかでmicoは、ビジネスと呼べるレベルに至っていないし、規模も小さくて気恥ずかしくもありました。
でもmicoを混ぜていただけたこと、とても嬉しかったです。
私は3人の子育てをしながらフォトグラファーをしてきて、「撮りたい!」と思うエネルギーは、作りモノや偽りではないありのままの魅力があると感じるときに湧いてきます。
だから自然と家族写真を撮るようになり、気がつけば撮った家族は500組を超えました。
家族写真を撮る際、私はいつも「親子の絆」、そして「親自身」の姿を撮ることを大切にしています。なぜなら、いろいろな葛藤を抱えながらも大切なもののために戦う姿がきれいだからです。
とくに、子育て中の女性はきれいだと思います。きれいで、日々成長しています。
そして、子育てをもっとおしゃれに、アクティブに楽しむために何より大切なアイテムが、抱っこひもだと思っています。
「抱っことおんぶの交流会」を開催する中で、最も心身ともに追いつめられる産後間もない時期に、心地よく抱っこできるものがないこと、あったらどんなにいいだろうということを感じ、micoを作ることになりました。
ビジネスプランの募集を知ったのは、秋の繁忙期の真っ最中。ビジネスプランを作る時間も能力もなく諦めそうになりましたが、「抱っこへの思いが形になったら嬉しい」の1点を励みに、夜な夜な資料作りに励みました。
結果、とても大きなステージで、子育てにとって抱っこがどれほど大切なことかを伝えることができて楽しかったです。
ファイナルイベントは、リハーサルに始まり、朝から夜まで丸一日かかりました。
もともとあまりイベント等に行かないタイプなので、すべてが新鮮でそわそわ。
1日母親が不在になった家では、ミーコが泣き続け、家族全員とてもつらかったようです。
イベントが終わる何時間も前からみんなが私の携帯のGPSを見つめ続けていたそうで、雨の高速を飛ばして家に着くと、全員が傘をさして外で待っていました。
応援に行けなかったサッカーの試合がどうだったか話を聞きながら、お土産に買って帰った、ラメゾンのフルーツタルトをみんなで食べました。
子どもたちの大好きな、牛肉たっぷりコロッケを作り、「当分ママは大人しくしてるから」と約束したのでした(^^;
micoはたくさんのママさんに使ってもらい、協力してくれる縫製工場、品質検査、特許取得等1歩1歩進め、ステキな商品に仕上がってきました。協力してくれた方に心から感謝です。
こちらは試作1号。ここからほんとに、いったい何本の抱っこひもを縫ったのかしら。
パンフレットもとっても素敵にしあがりました。また形がまとまったら報告させていただきます(^^)/