先日のブログで、2022年7月以降は神社やお寺、重要文化財での七五三のロケーション撮影を行わないことをお伝えしました。
ところがそのあと複数の方から「ガヤさんにまた撮ってもらうのを楽しみにしていたのに…(泣)」とご連絡をいただいてしまいました。
…そうなんですよね
赤ちゃんからずっと撮影させていただいてきたお子さんの晴れの日は、私にとっても大切な記念日。
一緒に成長を楽しませていただきたい気持ちだって、もちろんあるんです。
どうしようかな、どうしようかな
しばし迷っていましたが、やっぱり、これまで撮影させていただいてきたリピーターさんに限り、お参りの同行撮影、させていただきます!!
というわけで、七五三のページにロケーションフォトのメニューも追記しました。
ただし七五三の撮影は、colobockleの撮影をご依頼くださったことのあるリピーターさん限定とさせていただきます。ご紹介でも、私の直接の知人でも、はじめての撮影が七五三という方はお受けできません。個人で活動していてお受けできる件数に限りがあるからというのもありますが、理由はもうひとつあります。
七五三というのはとても非日常的なことなので、楽しめるお子さんもいれば、朝から慣れない着物を着せられて、大変な思いをしてうんざりしている子もいます。
慣れない着物を着せられた上に、普段会わないおじいちゃんおばあちゃんなど大人もたくさん集まり、そのうえ知らないカメラマンのおばさんに、ああしろこうしろとポーズを指示されるのは、子どもにとって大変なことです。
はじめましての方全員に満足していただけるような「七五三らしいちゃんとした写真、笑顔の写真」撮影をすることは、長年経験を重ねたプロなのでできないことではありませんが、そのためには神社や他の参拝客に迷惑をかけるほど粘ったり、あやしたりする必要があったりします。スタジオでやるようなことを神社という公共の場所で行うことに違和感を持っていました。
でも、私の撮影をこれまでにご依頼くださっているお客さまは基本的に、家族とのひととき、今しかない時間をそのままに大切に思われている方。何を求めているかお互いにわかっています。神社という場所をお借りしますが、できるだけご迷惑をお掛けしないように配慮しながら、人と人との絆やふれあいを大切にされる方の節目の記念日を、ありのままに、丁寧に撮影させていただけたらと思っております。
七五三のロケーションフォトから、少しお写真をご紹介。
生後半年の赤ちゃんのときから撮影させていただいてきた女の子の、かわいいかわいい七五三です。
たっぷりの愛情につつまれて、七五三、おめでとうございます。
こちらの美人さんも、初めてお会いした時はママに抱き着いて離れない、1歳になる前の赤ちゃんでした。
人懐こかったお兄ちゃんはシャイな男の子に。
笑った顔は赤ちゃんの時そのまんま。美しく成長した姿にお会いできて、本当にうれしかったです。
こちらも最高にかわいい男の子。初めてお会いしたときはほんとに赤ちゃんだったはず。
お兄ちゃんとの息ピッタリです。
落ち着いた、とてもあたたかいお参りでした。
それからもうひとつだいじなことを。
七五三といったら子どもが主役なのが常識ですが、私は親もおなじだけ主役だと思っています。なので、大人の写真もしっかり撮らせていただいています!
ご夫婦だけのお写真も良くとりますし、
ママはほんとにキレイだと思います。
七五三の撮影をするようになってこの8年ほどの間には、「あの時撮ってもらった写真が遺影になりました」というご連絡も何度かいただきました。
七五三は普段とはちょっとちがう、きちんとした服装で関わりのある人たちが特別に集まる、特別な日ですね。
長年お付き合いさせていただいてきた、腕の確かな着付けさんもいますので、ご自宅でのお仕度に、着付けさんをご紹介することもできます。
「我が家らしい七五三」を記録に残すお手伝いを、たくさんはお受けできませんが、一生懸命丁寧にお手伝いさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。