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美しいママの姿、美しい工場の姿

年内最後の撮影を終えました。

 

最後のスタジオ撮影のお客様はドイツ在住の方。予約してくれたのは5月のことでした。

 

7ヶ月先の世の中はどうなっているのか、

飛行機は飛んでいるのか、

私は休業せずに稼働できているのか、

先行きが見えないなかでのご予約でしたが、無事撮影を終えられてホッとしています。

コロナ禍の休園に伴う休業や感染による稼働自粛等がありつつも、いくつもの魅力的な場面を撮影させていただき、たくさんの心に残るメッセージをいただきました。

 

そんななかから魅力的な写真を。

こちらはママの腕に残る点滴の跡が魅力的。

名誉の負傷ですね。

今年の日本国内の出生数は過去最少を更新し、80万人を割ったそうです。

 

私は保育園の休園に伴う5度目のコロナ休業などがありつつも、80人ほどの新生児の写真をお撮りしたので、1万分の1の割合で新しい命に触れることができました。

「母親になって後悔してる」という本がベストセラーになっている現状を見ても、人口学的にも、これからもさらに、産んで育てることは当たり前のことではなくなっていくのかも知れません。

 

夏に、都内でマタニティフォトを中心に撮影するフォトスタジオを経営する女性から「大げさではなく、世界平和のための草の根活動、一緒に頑張っていきましょう」という言葉をもらいました。

 

私も来年も、誰かのため、何かのために頑張る人たちを、写真を通じて応援することができたらいいな、と思っています。

産まれた小さな命が幸せな世界であることを願いながら。

年内最後の撮影のあとは、冬休み入りしている下2人の子どもをお供に出かけました。

まずは浮島から、多摩川を挟んで対岸の滑走路を離発着する飛行機を眺めます。

羽田空港の滑走路は広がりましたね。

昔から「機能美」が大好きで、カメラマンになる前から工場写真集を買ってしまうくらいの工場好きです。

「うわ~すごい!」「みてあれ、キレイ」などと興奮しながら工業地帯をお散歩。

「なんだろうね、あれ」とワクワクしっぱなしの私。

私にとって「機能美」という点では、工場も赤ちゃんの足も、同じような魅力を感じます。

魅惑的な非日常感。

でも、どこまで歩いても金属ばかりの工業地帯の先に、こんな景色があります。

浮島公園の森。一生懸命木を植えて育てている人たちがいるんですね。

すぐそばにはアクアラインへの入り口があるので、スピードを上げた車がびゅんびゅん吸い込まれて行きます。

羽田のホテルでケーキを食べて、最後は右にと富士山のシルエットとキラキラみなとみらいを、左に工業地帯の夜景を眺めながら車を走らせて帰って来ました。

 

あとは年越しまでに、フォトブックやデザインの仕事を終えられるようにもうひと頑張りです(^^)/