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シダーローズと1月ころっぱ

シダーローズをご存じですか?

ヒマラヤスギという大きな木の下で拾える、バラの花のような形のものです。

昨日、保育園をお休みした末っ子と一緒に近所の公園でシダーローズ探しをしていました。

「あ!あった!」と声をあげながら拾う私と娘に、おばあさんが「何をしているの?」と声をかけてくれたので説明すると、「まあ、知らなかったわ!今日はなんだかとってもいい日だわ」と喜んでくれました(^^)

 

このイモムシみたいなのがおしべ。これが落ちているのがヒマラヤスギのサインです。

高いヒマラヤスギを見上げると、とても手の届かない高いところに、長さ15㎝程の大きな雌しべがついています。

雌しべは12月頃から、パラパラと散りながら落ちてきます。雌しべの落ちた後はこんなかんじ。

雌しべがパラパラと剥がれ落ちる、散り始めの先っぽが、先ほどのバラの形のシダーローズです。

落っこちたら踏まれて砕けてしまっり、誰かに拾われたりしてしまうので、きれいなかたちのものを集めたかったら12月下旬ころからこまめにチェックしておくのがおススメです。

 

昨日は、子どもたちもよく遊ぶ公園だし、掃除もされているし、もう1月だし、あまり期待はしていませんでした。こんな感じになっちゃってるのが多いですしね。

でも意外と植え込みの間などにそのままの形に落ちているものがあって、いくつも拾うことができました。

外遊びが好きな娘は、木の実やお花を集めるのが好きです。

お、なにか並べている。

うんうん、どの形もそれぞれに魅力的ね。

ついでにこんなものも(^^;)

子育てを中心の生活も、もうかれこれ15年になりました。幼児の目に映る世界の独特さと輝きに、ずっと魅せられて来ました。

長い時間集中して何かを観察したり、色々なものが顔に見えたり。幼児期の感性はほんとうに特別ですね。

 

先日1月22日は、そんな特別な世界の住人たちを連れて、1月のころっぱ「新春山歩き go to Kamakura」に出かけました。

横浜市民の森から市境広場を経て、横浜市最高地点の天園を目指します。

天園でお弁当を食べていると、赤ちゃんたちのかわいらしさにたくさん声をかけてくれる人がいました。なにしろ今回は4組中3組が赤ちゃん連れだったんです。みなさんおんぶと抱っこで頑張りました(^^)/

青空弁当のあとは、山を下って行きます。

 

天園から鎌倉方面に向かうルートは複数あり、それぞれに表情が異なり魅力的ですが、そのなかの「獅子岩ルート」が、いちばん短くて、幼児と歩くのに向いていると思います。

ちょっとドキドキするようなアップダウンも、子どもにはワクワク♪

途中から水が染み出し、川になっていきます。

永福寺跡に到着です。

3歳児も最後までしっかりと、良く歩きました。

ころっぱのあと、みなさんが素敵なメッセージをいろいろと送ってくれました。


「苔の生えた石、川にかかった丸太の橋、大きな木の根っこ、急な傾斜、

子どもにとって大きな難関が幾つも出てきますが、

それをドキドキワクワクしながら、時には恐怖心も抱えながら、、

ひとつずつ周りの手を借りながらも乗り越えていく。

 

自然の中で自分の足で歩き、成功体験の連続を経験できて、子どもの自信になるなぁと改めて実感しています。」

…うん、うん、そうですね(^^)

はじめは「怖い…」とおっかなびっくりだったのに、他の子もやっていくのを見ているうちに、差し出した手を拒んで自分で歩き出す子どもの姿。その生命力にはこちらが感動させられますね(*^-^*)

 


 「自分一人の力では、こういった経験はなかなかさせてあげられないし、娘もお友達やころっぱのお母さんお父さんお陰で、最後まで山歩き出来たと思うので、感謝しています」

…私はけっこう行動的なほうだと思うので、これまでずっとひとりで子どもたちを連れて山歩きや海遊び、旅に出てきました。もちろん友人たちも誘ったりしましたが、基本的にやることがちょっとハードなので、びっくりされることも…(^^;)

一緒に楽しさを共有できる仲間たちに出会えて、私の方こそ感謝しています(*^-^*)

 


「気の根っこや、滑りやすい岩、予測不可能な自然の中を自分で考えて気をつけて歩く姿が頼もしかったです。大人がつい手を出しすぎてしまっているかもなあ、とも思って反省です。見守るのって難しいですよね。

 

普段は予定調和の中にいるので、自然の中でどんどん遊ばせてあげたいです。」

…「予定調和」という言葉がさすがです!

ほんとうに、今は材料も目的も、感じることまですべてが用意されている場面に溢れています。

周囲にいる大人も失敗するまえ、ケガする前に手を差し出して障害を取り除くことが大人の役目であるかのうように感じることもあります。

 

失敗してもいいし、汚れてもいいし、感じ方も自分次第という逞しさを子どもたちには自由に発揮して欲しいなあ、と思います。

さて、かわいく並べていた石について冒頭に述べましたが、私もこんなものを並べてみました。

ずっとやってみたかったんです。みかんの食べ比べ!

 

はっさく、夏ミカン、甘夏、ぽんかん、みかん。

ほかにもお店にはでこぽんやブンタンなど、たくさんの種類のみかんが並んでいますね(^^)/

 

どれがいちばんおいしいかな?

いまひとつひとつむいては子どもたちと「すっっぱい!!」「これはおいしい」と感想を言い合うのを楽しみにしています♪