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はじめてのシーカヤック(葉山・森戸海岸)

先日、三浦へ宿泊体験に行った5年生の次男はカヤック(小さなシットオンカヤック)をやったそうで、帰ってくるなり「カヤックすっごく楽しかった!はやくもう一度やりたい!」と言っていました。

 

そっかあ、カヤックかあ。

 

私は海が大好き。

子どもたちと一緒に三浦半島のシュノーケリング3歳・8歳・13歳の子どもを連れての大島シュノーケリング、昨年の石垣島など、もっぱら陸からのシュノーケリングを楽しんでいますが、若い頃は御蔵島やケラマ、伊豆などに良く泳ぎに行き、波間を風を切って走る船に乗るのも大好きでした。

 

そうか、カヤックか…次男もそんなことができる年齢になっていたのね。乗り物も活用すれば、海の楽しみはまたぐっと広がるよね…わくわく。

 

葉山、逗子界隈には、レンタルボートやカヤックのお店がいくつかありますが、まずはちゃんとレクチャーを受けてみましょうと、森戸海岸にある「葉山セーリングカレッジ」の体験カヤックに参加してきました。

まずはカヤックの基本の動作を学びます。親の影響で物心つく前からヨットに乗っていたというインストラクターさんの教え方がとってもわかりやすいです。

さっそく漕ぎ出しました。

いつも遠くに見えていた灯台がすぐ近くに。

憧れの名島に上陸します。

森戸神社から海の中に見える赤い鳥居のある島です。

干潮に近い時間だったので、磯だまりにはお魚が。かわいい(*^-^*)

海岸の方には粉々になって打ち上げられているフジツボやカメノテが、ここではとても元気です。

干潮で水位の下がった岩場は、浅くて進みにくいです。

水がきれいなので海の中が良く見えます。が…プラゴミがいっぱい浮いているんです。ペットボトルの外装ビニールだったり、納豆の空き容器だったり、レジ袋だったり、いっぱい。

最近子どもたちのお菓子を買うとき、「これってお菓子を買うよりもビニールを買ってるみたい」と、心地悪さを感じることが増えました。たぶん、近年物価上昇に伴って内容量がだいぶ少なくなったので、とくにそう感じるようになったのではないかと思います。ふと立ち止まるって眺めると、なんだかプラ袋を並べて売ってるみたい…。

 

プラを買わなくても中身を買うことができればいいのにな。きっと方法はあるはず。賢くて優秀な開発の方、デザイナーの方の知恵に期待しています!

三浦半島の海岸では、こういうふうに穴の開いた石を見かけます。

 

インストラクターの方が、これは「子産み石」というのだと教えてくれました。

子どもを産んだ石、という意味で、たくさん穴の開いている石はたくさん子どもの石を生んだお母さん石ということになります。

実際は、この穴はウニの赤ちゃんが身を守るために石を削って中に入っていた跡なんだそうですが、「子産み石」は子宝の象徴として、安産祈願などの神社にたくさん祭られているそうです。

 

インストラクターさんが「カヤックは風が吹いてくる方に引き寄せられるんですよ」と言うとおり、一生懸命漕いでも磁石にでも吸い寄せられるように風上へと進んでしまう不思議だったり、学びの多い時間になりました。この夏はカヤックや船など乗り物も活用して、もうちょっと海遊びの幅を広げてみたいな。

 次男が学校で「面白かった!」と帰って来たのをきかっけに親子で足を運んだものといえば、最近では社会で勉強した箱根細工の本場を見に本間昇さんの工房に行ったことや、遠足で「吉田新田が見えた!」と言っていたランドマークタワーの展望台に行ったこと、あと音楽の授業でアンサンブルの面白さを知って感動していたので、子ども向けのクラシックコンサート「ズーラシアンブラス」に行ったりもしました。

 

今回は学校がきっかけでカヤックをやることに。次はどんなことを持ち帰って来てくれるかな?世界が広がるきっかけを子どもが持って来てくれるというのも、親ならではのだいご味ですね。